スポーツウェアブランドのナイキ(NIKE)が、Web3プラットフォーム「.Swoosh(ドットスウッシュ)」にて初のデジタルコレクション「Our Force 1」を発表しました。このコレクションは、同社を代表するバスケットシューズ「Air Force 1」をモチーフにしたNFTです。
.Swooshは、ナイキが2022年11月にベータ版を公開したWeb3プラットフォームです。アメリカとヨーロッパの一部の国のユーザーを対象に登録を受け付け、デジタルコレクションのリリースや、ユーザーが同社とデジタルプロダクトを共作する「コミュニティチャレンジ」の開催が発表されていました。
1982年に発売されたAir Force 1は、バスケットボールシューズで初めてナイキ独自のクッションシステム「エア」を搭載。ストリートからライフスタイルまで幅広いファッションをカバーできるシンプルなデザインが人気を博し、今もリニューアルが続くロングセラーになっています。
今回発表されたOur Force 1は、Air Force 1から着想を得て制作されたNFTコレクションで、「Classic Remix」と「New Wave」という2つのデジタルボックスで提供されます。
Classic Remixは1982年から2006年までに発売されたAir Force 1のデザインをモチーフにしたコレクションで、New Waveは2007年以降のデザインを採用した未来的なデザインのコレクションになっています。
また、Classic RemixとNew Waveの各ボックスには、「Your Force 1」というコミュニティチャレンジの受賞者4名によって制作されたOur Force 1が含まれているとのこと。
各ボックスの販売価格は、Air Force 1が初めて発売された1982年にちなみ、19.82ドル(記事執筆時のレートで約2,600円)に設定されています。
今年4月18日、ランダムに選ばれた.Swooshユーザーにデジタルボックスを購入するためのロック解除機能を備えた「ポスター」が配布され、これを受け取ったユーザーが5月8日の先行販売に参加可能。
さらに、5月10日には.Swooshプラットフォーム全体向けの一般販売が開催される予定で、ユーザーはデジタルボックスを開けると、どのOur Force 1が入っているかを知ることができるそうです。
Our Force 1は3Dファイルとセットで提供される仕組みで、NFT保有者はそれらのデータをダウンロードして使用することができるとされています。また、今後はNFT保有者に「限定商品・限定体験」などの新しい特典が提供される予定です。
ナイキ・バーチャルスタジオのジェネラルマネージャーであるRon Faris氏はOur Force 1の発表にあたり、「私たちは物理的な製品の障壁や制限を取り除きながら、ストーリーを伝え、関係を築く新しい方法を模索している」としたうえで、「.SWOOSHは現実世界とデジタル世界の両方で自己表現するために使用できる“未来のマーケットプレイス”である」とコメントしています。
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- ウェブコンテンツ業界20年。酸いも甘いも経験したと思った矢先、業界のさらなる巨大さと深さを知り日々挑戦する爆走社長です。趣味:筋トレ・ゲーム・株式投資。
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