あなたはどんなときに写真を撮りますか?
最後に写真を現像したのはいつですか?
一人一台携帯を持つのが当たり前になり、誰もがいつでもどこでも写真を撮れるようになりました。
携帯に残っている写真の数が1万枚を超えている人、料理の写真はあるけれど誰と食べたか覚えていない人、色んな角度の自撮りが何百枚も連続して保存されている人。
携帯をアスファルトに落とした時、一瞬で消えてしまう思い出になっていませんか?
時代が変わっても思い出はカタチにして一生残しておきたいですよね。
このシリーズでは現役就活生の私が現役社長の方々を訪問し、インタビュー形式で社長さんの人生やキャリアの選択方法について語っていただきました。
働き方改革と緊急事態宣言で変わったことはなんですか?
今後の就活生はどこを見て会社を選んだらいいの?
今世紀最大の就活氷河期を生き抜いた私が聞きたかったことをズバズバ聞いてきました。
就活生の皆様、ぜひ参考にしてみてください。
編集担当:たまご
インタビュー日時:2021年8月
思い出をカタチに。1枚の写真が生きる原動力になる
今回インタビューしたのは株式会社DEKIGOTOの鈴木敦子社長。
私達のように携帯を持ち歩いている若者は自分たちでいつでも写真を撮れます。
しかし幼稚園の卒園式や運動会の思い出は大人がカメラにおさめておかなければなりません。
一枚の写真が生きる原動力になることもあります。
一番顕著に成長がわかる時代を写真におさめておきませんか?
いいことも悪いこともDEKIGOTOが積み重なって世界ができる
たまご:女性の社長の方にインタビューさせていただくの初めてなのでとても楽しみです!よろしくおねがいします。
鈴木さん:よろしくおねがいします!
たまご:御社の社名DEKIGOTOという名前にはどのような由来があるのでしょうか?
鈴木さん:いいことも、わるいこともいろんなDEKIGOTOが積み重なって世界ができる。そして、私ができる株式会社DEKIGOTOは日々のDEKIGOTOを大切に、世界を優しくするサービスを届けますという意味を込めて株式会社DEKIGOTOと名付けました。
たまご:素敵なお名前ですね。御社の事業展開について簡単にご説明お願いします。
鈴木さん:主にEFILというクラウド事業をやっていまして、特に写真のアルバム制作などを行っています。
たまご:御社のアピールポイントは何ですか?
鈴木さん:PDCAを回すというよりも、感情で動くところですかね。アクションアクションアクションという感じです。考えながらも走り続けるみたいな。
たまご:綿密に計画を立ててから行動するというより、止まらずに動きながら考えるイメージですね!
いつか、大きくなるあなたへのプレゼント
たまご:コロナによってなにか良い影響、悪い影響はありましたか?
鈴木さん:予定していた子供向けのリアルイベントなどがなくなったのは、きつかったです。
たまご:そうですよね。子どもたちが一番かわいそうですよね。
鈴木さん:良い影響で言うと、上記の悪い影響を通して、別の企画をたくさん思いつきました。
鈴木さん:例えば他の需要として出産に撮影者が立ち会えなかったり、生まれてから会いたいけどなかなか会いに行けなかったりという状況が続いています。
鈴木さん:その中で立ち入りを許された家族が携帯で撮った写真や動画をプロの手を加えて編集して新しいムービーを作る『LuLuEFIL』というサービスをはじめました。
たまご:キャッチコピーの『うまれてきてくれてありがとう いつか、大きくなるあなたへのプレゼント』って素敵ですね。感動してしちゃいます(泣)
鈴木さん:その動画と他のプレゼントも一緒に少しだけ大きめのBOXに入れて贈るんです。その少し大きなBOXに、子供が大きくなるに連れて増えていく宝物も一緒に入れてもらいたいという思いも込めました。例えば、幼稚園のときに描いた似顔絵や、拾った石ころを入れたりして大きくなったときに親から子供にプレゼントして一緒にBOXを開けてもらえたら最高です。
たまご:一生モノのプレゼントになりますね。タイムカプセルみたいです。
鈴木さん:フィギュアスケートの織田信成さんのご家族のも作らせていただきました。
たまご:織田さんって男性フィギュアのあの有名な織田さんですか?!ママ友ってすごいですね。
鈴木さん:織田さんがその時贈った動画をTwitterに載せてくださっていたので共有しますね。https://t.co/uLbIQFUlM0」 / Twitter
たまご:(鑑賞後)やばい泣いちゃう…。こんなの私が親からもらったら過呼吸になりそうです。素敵な贈り物ですね。
鈴木さん:あとは、歌手のMINMIさんとコラボさせていただいて、『卒園ムービー』も作りました。私MINMIの大ファンで、卒園ムービーを作るにあたって絶対に使わせていただきたいMINMIさんの『タイムカプセル』という曲があったのでご本人に直接オファーしました!MINMI×EFIL 卒園記念スペシャルムービー制作 (dekigoto.co.jp)
たまご:直接行ったんですか?!人脈がもともとあったわけではなく?
鈴木さん:人脈というか、MINMIさんのイベントで撮影を担当させていただく機会がありまして、その日にその企画を思いついて、その日の夕方イベント終わりに直接お願いしに行きました。
たまご:行動力が異次元ですね…。
営業成績はNo.1 絶対落ち込まないでゲーム感覚でやるべし
たまご:今度は鈴木さんご本人の略歴を教えて下さい。
鈴木さん:新卒では2004年株式会社USEN入社(当時は有線ブロードネットワークス)して、2012年6月リンクエイジ株式会社入社、2018年7月から今の会社株式会社DEKIGOTOをやっています。現在もリンクエイジ株式会社の取締役を兼任しています。
たまご:ファーストキャリアを決めた時の就活エピソードを教えていただいてもよろしいですか?
鈴木さん:子供の頃の夢はあまり覚えていないんですけど、大学の時に関してはバラエティ番組が大好きで、将来はバラエティ番組を作る人になりたいと思って、就活時代はマスコミに絞って就活していました。
たまご:早くから業界を絞って就活されていたんですね。結構リスキーじゃなかったですか?
鈴木さん:リスキーでしたよ!(笑)でも興味のないところを受けても、興味ないですし。
たまご:そうなんですよね。私はマスコミ系で働きたいのに自分に嘘をついていろんな業界を見ていました。自分に自信がなさすぎて…。
鈴木さん:恋愛とかどうでもいいので、仕事だけ絶対やりたいことをしたいと心底思っていました。神様、仏様~といつも誰かに願っていたように思います。
鈴木さん:それでキー局とか広告代理店とかを受けていたんですけど、その時に友達にUSENもマスコミだよと教えてもらって。当時も今もUSENってイケイケの会社のイメージがあったので、受けたらたまたま受かって、USENに入社を決めました。
鈴木さん:芸能事務所とかも受けてたんですけど、基本大手は第二新卒ってっほぼ取らないじゃないですか。
たまご:取らないですね。だから新卒でどこでもいいから関わりのある会社に入って経験を積むほうが絶対にいいですね。
鈴木さん:そうですそうです。それでUSENに入ったんですけど、配属されたのは光ファイバーの営業で。
たまご:鈴木さんがやりたかった仕事とは違いますね。
鈴木さん:それに私大阪出身だったので大阪で働きたいなと思っていたのに、最初から東京配属でした。
たまご:東京で働かれていたんですね!
鈴木さん:でもまあ与えられた仕事はちゃんとやろうと思って、そうしたら営業成績も結構うまく行ったんですよ。全国で1位とかも。
たまご:全国でですか?!どんな営業力持ってるんですか…。羨ましいです。
鈴木さん:それにほぼ電話営業だったんですけど。
たまご:テレアポですか?テレアポって結構断られる前提ですよね?
鈴木さん:全然そんなことないですよ。でも、数字の作り方は工夫してたと思います。
鈴木さん:毎月渡しの近況をお客さんにDMで一斉送信していたんです。本当に私の近況をしっかりお伝えして、最後に月末やばいです助けてくださいと書いていました(笑)このDMからの入電もありましたが、直接お電話して「今月契約してもらえませんか?工事費用頑張るので」とお願いの電話をして、それをギリギリ月末が月初に契約してもらえるようにコントロールしておりました。そうするとノルマを達成できないことはないですね。
たまご:光回線とかの営業って家電量販店で月末ほどイベントやってますもんね。月末にあとノルマが何件でという相談をすれば月初よりも契約が取りやすくなるということですね!巧妙ですね(笑)
たまご:鈴木さんの営業力はピカイチだったんですね。私も携帯ショップの営業のアルバイトをしていたことがありますが、全然うまくいかなくて、落ち込んでいました。
鈴木さん:私落ち込まないですよ!落ち込んだらダメです。完全にゲーム感覚に切り替えるんです。この人はあわない、この人はあう♡みたいな感じで(笑)
たまご:私もそれに気づいてからはお客さんと目があったらファンサ1件獲得ゲームに切り替えていました。『わあ今目あった~♡』って(笑)
鈴木さん:それぐらいでいいと思います(笑)
やりたかったことが実現!朝から晩まで番組制作
鈴木さん:2005年くらいに、USENが『GYAO』っていう動画配信サービスを始めたんですよ。
たまご:『GYAO』ってUSENが出してたんですね。キムタクのCMのやつですよね?
鈴木さん:そうそう!あれがちょうどYouTubeと同じ時期くらいにリリースされてるんです。それでなんかYouTubeみたいだねと周りにも言われていて。
たまご:YouTubeって2005年なんですね…。なんか今では流行りすぎててもっと昔からあるものだと思ってました。
鈴木さん:そうなんです。逆にやり始めるの早すぎて当時はそんなに流行ってなかったんですけど(笑)
たまご:今時代が追いついてきましたね。
鈴木さん:そこでオリジナル番組を作ったりとか当時韓国アーティストのBIGBANGとか東方神起とかが出始めくらいだったんですけど、『絶対今後韓国アイドル来るから!』と言って、韓国アイドルの番組を作ったりとかしていました。
鈴木さん:もう本当に深夜に撮影始めたり、朝から晩まで仕事漬けでしたね。
たまご:でもやっとやりたかったことが実現したんですもんね。大変といえどもすごく楽しいですよね。
鈴木さん:すごく充実していましたね!
どこに行っても応援してくれるファンを作る
鈴木さん:私USENのときに結婚して、子供が今3人いるんですけど東京だと保育園がなかなか決まらない問題があるのは知っていて、結構その時には自分のやりたかった仕事はやりきったなと思っていたので、USEN内でGYAOのプロジェクトから事務の仕事に部署を異動させてもらって、大阪に引っ越しました。
たまご:大阪に引っ越したんですね!
鈴木さん:そのときにちょうどGYAOが他の会社に買収される話もあって、ちょうどいいタイミングだったので。
たまご:あ、今はGYAOってSoftBankの傘下にあるんですね。
鈴木さん:でも自分がやりたい仕事をバリバリやったあとに事務の仕事は正直あんまり楽しくなくて(笑)
たまご:まあそうですよね。
鈴木さん:同期から声をかけてもらい、今取締役をやっているリンクエイジに転職しました。
たまご:大手からベンチャーにうつったんですね。
鈴木さん:そうなんです。そこで初めて気づいたんですよね、今までは私のバックにUSENという会社の名前がついていたから話を聞いてくれていた人たちがたくさんいたということに。その人達はUSENに信頼を置いているわけであって私自身を信頼しているわけではない。
たまご:大手の肩書はやはり強いですよね。大手の名刺は持っていたら武器になるなと思います。
鈴木さん:だから会社とか関係なく、私がどこに行ってもついてきてくれる応援してくれるファンを作ろうと思ったんです。
たまご:ファンですか?
鈴木さん:営業って私はその商材よりも自分自身だと思っていて、売りたい商材の話を永遠にしたところでほとんど記憶に残らないです。でも自分自信を売り込むことができたらそれは記憶に残るし、今後に繋がる人脈になります。
たまご:なるほど。それはすべての仕事において言えることですね。
鈴木さん:今はリンクエイジ株式会社の役員をしながら写真販売後のつながりにもっとフォーカスした仕事を受ける会社を作りたいなと思い、株式会社DEKIGOTOを作りました。
たまご:出産ムービーにしても卒園ムービーにしても長いスパンでお客さんの人生に寄り添ったサービスですよね。
たまご:御社はお客様の思い出を形に残している会社なんだなと感じました。
鈴木さん:写真ってなにか辛いことがあったときに頑張る原動力になると思うんです。だから写真を撮ること、見返すこと、形に残すことはどんな時代になっても大切にしたいなと思います。
その人に会えさえすればあとはどうにかなる
たまご:御社で挑戦できることは何ですか?
鈴木さん:全部です!何でもやってみたいことを自分でやってみてもらって構いません。そういう自由な感じなので、自分で考えて行動できる人がうちには向いているかなと思います。
たまご:では御社に入社して仕事をしていく上で身につくものはなんですか?
鈴木さん:コミュニケーション能力ですね。
たまご:動画の編集能力とかではなく?
鈴木さん:そこはあんまりこだわってないですね。一人ひとりがコミュニケーション能力を身につけられたら一番いいなと思っています。だから一緒にカフェとかに行っても隣のお客さんが写真の話をしていたら「声かけに行ってきて!」と行って、自分たちの商売の説明をさせに行きます。
たまご:えっと…大阪ってそんな感じですか?(笑)
鈴木さん:大阪はそんな感じではない(笑)私のスタイルです。
たまご:大阪スタイルではなく鈴木さんスタイルですね。
たまご:でもそれができるのも鈴木さんの才能だと思うんですよね。やはり営業成績1位だし。その営業力を部下にどのように教えていますか?
鈴木さん:『商材じゃなくて自分を売れ!』と教えています。自分自身のPRができたら商品が売れなくてもそれはそれで今日の目標は達成。私の場合はその人に会えさえすればどうにかなると思っています。
たまご:天才じゃないですか。
鈴木さん:丁寧な計画でもなんでも無いけど何かしら自分の仕事にからめて繋ぎ止められる自信はありますね!
たまご:尊敬します。私声をかける前から諦めてしまったり自分からなかなか行動できなかったりするので、でも行動したもん勝ちとも言いますよね。
鈴木さん:私はそれが得意だけど、人それぞれ武器があると思うので、その人の良さを見つけてそれを最大限に伸ばしてあげられるようには心がけています。
たまご:自分の良さを理解して売り込めるようにですね。自分の良さを引き出してくれたり褒めてくれたりする上司の方が近くにいるだけでもすごくその人のためになりと思います。
女性は全部やってあげたらダメ!
※私の場合は、正しくはできないのでやれない(笑)by鈴木さん
たまご:女子大生の社長インタビュー企画で初めての女性の社長さんに出会えたので、女性の働き方についてもいくつか質問させていただいてもよろしいですか?
鈴木さん:もちろんです!
たまご:就活のときに、多くの会社から面接で自分の人生設計について質問されたんです。バリバリ仕事をしたいのか、いくつくらいで結婚したいのかなど。でもそんなことわからなくて、いつ運命の人に出会うかなんてわからないし、予定通りに結婚できる人だってほんの僅かじゃないですか。
たまご:実際に鈴木さんが学生時代にどのような人生設計を思い描いていたのかと、それが予定通り叶ったかどうかも教えてほしいです。
鈴木さん:私って人生の中で結構思い描いたとおりにすべて実行できてきたタイプの人なんです。
たまご:有言実行タイプなんですね。
鈴木さん:旦那さんとも出会って3ヶ月後に結婚式をあげて、親に紹介されたのは付き合った日から2週間後だったし。
たまご:めちゃくちゃスピード婚ですね!
鈴木さん:でも大手の芸能事務所にヘッドハンティングされたときは「結婚する予定ある?」と聞かれました。その時はバリバリ働きたい盛だったから「結婚しない」って答えたんですけどね。
たまご:お子さんが3人いらっしゃるとのことですが、両立は大変ですか?
鈴木さん:両立なんてできないですよ。お母さんが家事と仕事を両立しないとと思うからできるできないの話になってくるんです。そうではなくて私はすべての家事を一人でしないです。本当は卵焼きも作れないのですが(笑)子供には小さい頃からご飯が作れるように旦那が仕込んでくれて、今では朝ごはんを作ってくれたりします。もちろん洗濯もできるようになりました。私は何もできないので、座っているだけなんです。
鈴木さん:女性が全部やってあげなきゃと思ってやってあげちゃうからみんなそれが当たり前になるんです。最初からやってあげなきゃいいんです。
たまご:なるほど!女性側にも仕事を続けるなら私が家事と両立しないと!という意識があるのがダメなんですね。私はこの考え方に賛同してくれる男性を探すことから始めようと思います。
鈴木さん:そうです。みんなで役割分担が正しいですね。
最初にキー局に入れなくても良い
たまご:今の就活生にメッセージをお願いします!
鈴木さん:賢い子が多い印象です。でも賢い子より、どんな経験をしてきたのかが重要だなと思います。なのでいっぱい遊んで、楽しんできてから就職して欲しいですね。
たまご:特にマスコミ業界だと突拍子もない面白いことを思いつく人がたくさんいる世界ですもんね。真面目すぎる人よりも頭のネジが何個か外れている人の方が活躍したりしますよね。
たまご:特に就活でマスコミ業界を目指している学生さんに向けてもメッセージお願いします。
鈴木さん:1回目でキー局に入る必要は全く無いです。
たまご:たしかに。学生時代はそれがすべてのように感じてしまいますけどね。
鈴木さん:一社目でどこに入社したとしても自分自身の売り込み方をわかっていて、人脈というか、たくさん自分のファンを作ることが大事です。
株式会社DEKIGOTO 会社概要
採用
お仕事のご依頼・ご相談
インターン生紹介
今回株式会社DEKIGOTOのインターン生2人もインタビューに同席してくださいました!
大阪大学と立命館大学の1年生です。(当日は1名おやすみ)
1年生からインターンなんて志高いですよね。私も驚きました。
そんな3人が現在1から製作中のインターン生日記のリンクはこちらです⇓
今年の3月まで(2021年)まで就活をやっていた身からすると、大学1年の頃から将来働きたい業界でインターンをすることが今後どれだけ武器になるかがわかります。
やはり傍から見て憧れだけを語る人と内部で技術を学んで経験を積んできた就活生の言葉は重みが違うでしょう。
近くにこんな多様な経験をし多くの人脈を持つ鈴木さんがいることを、2年後3年後に自分の今いる環境に感謝する日が来るのだろうなと思うと、とても羨ましいです!
編集後記
株式会社DEKIGOTOのサービスから生まれた動画をたくさん拝見させていただいたのですがどれもとても素敵で、自分の家族のことではないのに涙腺崩壊していました。
私の父はカメラを回すのが大好きな人です。
そのため私の小さい頃の動画は生まれた瞬間から4歳くらいまで毎年分残っています。
それから写真も実家に所狭しに置いてあって、10歳の誕生日には私の成長日記のようなすべてをまとめたアルバムをもらったことがありました。
だから私は『一番小さい頃の記憶は何?』と聞かれたら正直どれだったのか覚えていません。
これは本当の記憶かもしれないし、物心がついてからビデオで見て知った記憶かもしれない。
今を生きる私達は確かに携帯でたくさん動画や写真を撮ります。
でも撮っただけで満足していませんか?インスタにあげるためだけに撮っていませんか?
きちんと撮ったあとに見返して、背景にある思い出を思い出していますか?携帯を壊したときに全部思い出ごと消えていませんか?
データはもちろん便利で大量で大切です。
でも形に残す喜びを忘れてはいけないと改めて感じました。
いつかその一枚の写真が自分を支えてくれるかもしれません。
私も自分の家族ができたときにこの文化を語り告げられるようなお母さんになれたらいいなと思いました。
投稿者プロフィール
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恵比寿から港区女子を夢見てライターの仕事をしている新卒OLです。
夜景とイルミネーションが好きで、いつかタワーマンションに住んで都会の夜景を独り占めしたいと思っています。
インスタでハッシュタグ「豪邸」で調べることと、お風呂上りにベランダでオレンジビールを飲むことと、おいしいボンボンショコラを一日一個ずつ食べることと、ミルクティーを飲みながら読書をすることが好きです。
よろしくお願いします。