安否確認やチャットなど、多機能な家族見守りアプリ「ミルマモ」

安否確認やチャットなど、多機能な家族見守りアプリ「ミルマモ」 美容医療・予防医療
「ミルマモ」は親子が日常の様子を手軽に共有できる方法があればお互いに安心できるアプリです。

介護関連メディアを運営するOTM(オーティーエム)は、離れて暮らす高齢の家族を見守るスマートフォン向けアプリ「ミルマモ」のリリースを発表しました。

OTMは、「誰もが訪れるシニア期の未来を明るく塗り替える」をミッションに掲げ、メディア事業および広告代理事業を展開している企業です。同社は、介護未満の親を持つ人や自身の老後に不安を感じている人を対象にしたWebマガジン「オヤトリドリ」の企画・運営を行っています。

内閣府の発表(※)によると、65歳以上で一人暮らしをしている人の割合は、1980年の男性4.3%、女性11.2%から、2020年には男性15.0%、女性22.1%へと増加しています。この結果から、昔に比べて家族の形態が変化し、核家族や単身世帯が増えていることがわかります。この変化に伴い、子供が別の場所で生活するケースが増え、高齢の親が一人暮らしを余儀なくされる事例も増加しています。

(※)内閣府「令和4年版高齢社会白書(全体版)」より https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2022/html/zenbun/index.html

OTMは、オヤトリドリの運営を通じて、65歳以上の高齢者の子供世代である30代、40代の読者から、離れて暮らす親に対して「まだ介護は必要ないが元気に過ごしているのかどうか心配」「生活リズムが違うため、頻繁に電話をかけるのは互いに負担が大きい」という漠然とした不安の声を多く聞いていたそうです。

これらの問題に対応するため、親子が日常の様子を手軽に共有できる方法があればお互いに安心できるのではないかと考え、アプリ開発会社のタノシージャパンと協力してミルマモを制作したとのこと。

今回発表されたミルマモは、iOSとAndroidに対応した家族見守りアプリで、最大5名の家族が1名の対象者を見守ることができるものです。

安否確認ボタンを押すことで、家族に無事を知らせることができる安否確認機能や、位置情報確認、スマホの電池残量確認機能なども搭載されています。

チャット機能も備わっているため、家族とテキストベースでの連絡も取り合うことができ、さらに日頃の運動状況のひとつとして歩数データが共有できるほか、さらに写真の共有機能もあります。そのほかにも、ミルマモが選んだWebマガジンや書籍を読むことができる機能も提供されています。

ミルマモは無料プランではマガジンと書籍の閲覧のみが可能ですが、有料プランでは全ての機能を利用することできます。有料プランの料金は月額300円で、最初の1ヶ月はお試し期間もあるとのこと。

OTMはミルマモのリリースに際して、「見守られる人も見守る人にも見やすいデザインで、誰にでも使いやすい設計が特長です。双方にとって離れていても安心できるツールとして毎日の暮らしに寄り添います」とコメントしています。

離れて暮らす親がスマートフォンを所有していること、アプリの利用方法を理解するといった課題はありますが、ミルマモは一人暮らしの高齢者とその家族にとって、お互いの日常を手軽に共有する一つの手段になるかもしれません。

ミルマモ
https://mirumamo.com/

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