スマイルケア食の青マークとは?高カロリー豆腐、賞味期間が半年に

スマイルケア食の青マークとは?高カロリー豆腐、賞味期間が半年に 栄養と食事
高カロリー豆腐

食品、菓子、冷菓などを主に手掛ける井村屋は、少量でもエネルギーとタンパク質を摂取できる「高カロリー豆腐」をリニューアル。農林水産省が定めた新しい介護食品「スマイルケア食」の青マーク利用許諾食品でもある同商品が、高齢者などにも優しい食感や豊富な栄養はそのままに、賞味期間を4倍に延ばしています。

社会の超高齢化が加速する中、現在の日本は様々な課題を抱えています。特に食に関する問題は大きく、高齢者の低栄養をどう解消するかは重要なテーマの1つです。高齢を迎えてからの低栄養は健康障害の原因となり、QOL(Quality of Life=生活の質)を低下させるリスクがあるため、早期からの意識向上や、栄養改善が求められています。

こうした課題の解消に向けて開発されたのが「高カロリー豆腐」。食べやすく、日本人なら誰にもなじみのある“豆腐”でエネルギーとタンパク質を効率的に摂取できるとして、2015年に発売開始しました。

発売元の井村屋は、食卓ではおなじみの会社。様々な食品やドリンク、スイーツなどを手がけており、看板商品の1つ「あずきバー」は特に有名。最近ではロングセラーの「肉まん・あんまん」シリーズに、具の無い「すまん」を新しく追加。SNSなどでも話題になりました。

そうした同社のラインナップの1つとして定着した高カロリー豆腐が今回リニューアルし、賞味期間は従来比4倍の180日間となり、長期保存が可能に。通常、スーパーなどで売られている水入り豆腐の賞味期間が3~10日程度、充填タイプのものでも1~2ヵ月程度が一般的なことを考えると、かなりのロングライフ商品だといえます。

また、この豆腐の魅力は長い賞味期間だけでなく、農林水産省が定めた“新しい介護食品”である「スマイルケア食」の青マーク利用許諾食品だという点にもあります。

スマイルケア食は、同省が健康寿命の延伸を目指して設けたもので、定められた基準を満たす食品だけが識別マークの利用を許可されます。栄養(青マーク)、そしゃく(黄マーク)、嚥下(赤マーク)の3分野があり、高カロリー豆腐のパッケージには栄養の青マークが記載されています。

こうした信頼性に加え、パッケージの開けやすさなどの配慮がされているのもポイント。さらに、介護食にフィットさせつつも、味はしっかり。素材には三重県産の“フクユタカ大豆”を採用、にがりは長崎県五島灘のものを使い、大豆の自然な風味を活かしながら、なめらかな食感に仕上げられています。

もちろん加熱調理をしてもそのおいしさは損なわれないので、家庭料理でも普通の豆腐と同じ感覚で使ってOK。パック1つが食べ切りサイズの75gになっているので、高齢者だけでなく小さな子どもがいる家庭でも活躍してくれそうです。

同社は今回のリニューアルに際して、「買い置きができるので普段の食卓にはもちろん、高齢者施設やご家庭での備蓄食品としてローリングストックにも最適です」とメッセージ。長期保存の強みを活かした、災害対策品としての活用も呼びかけています。

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