誤嚥性肺炎防止にAIが口腔機能を評価「CareWiz トルト」新機能

誤嚥性肺炎防止にAIが口腔機能を評価「CareWiz トルト」新機能 美容医療・予防医療
CareWiz トルト

介護・医療領域のAIプロダクトを開発するエクサウィザーズが、高齢者向け身体機能分析AIサービス「CareWiz トルト」に、今年4月から新機能「口腔機能分析」を追加することを発表しました。

エクサウィザーズは、「AIを用いた社会課題解決を通じて幸せな社会を実現する」をミッションに、介護・医療領域のAIプロダクトを開発している企業です。介護スタッフの間接業務をAI と音声入力でサポートするアプリ「CareWiz ハナスト」 を提供しています。

またCareWiz トルトは、スマートフォンで動画を撮影するだけで身体機能を可視化できる、AI技術や理学療法士の知見を活用した高齢者向けの身体機能分析AIサービスです。コミュニケーションシートに表示される結果をそのまま利用者や家族、ケアマネージャーへの案内に利用できることが特徴です。

今回発表されたCareWiz トルトの新機能「口腔機能分析」は、スマートフォンで高齢者が決められた音節を繰り返し発音する動画を撮影すると、AIが口腔機能を客観的に評価して点数化するというもの。同機能は訪問歯科診療サポート事業を展開するデンタルサポートと、介護事業を展開するDSセルリア協力のもと開発されました。

エクサウィザーズによると、介護現場では高齢者の口腔機能を評価する手段の1つとして、特定の音節を繰り返し発音し、その回数を図る方法が用いられているそうです。口腔機能分析では、その方法を応用してAIが音声の「速さ」や「発音」などの指標をもとに評価・分析し、コミュニケーションシートに表示することで、発音回数だけでは捉えられない高齢者の口腔機能を点数で把握する仕組みになっています。さらに評価結果に応じて、口腔機能向上のトレーニングを提案してくれます。

口腔機能分析の開発の背景には、介護現場におけるリスクの1つとなっている「誤嚥(ごえん)性肺炎」があります。誤嚥性肺炎とは食べ物や飲み物の一部が気道に流入する誤嚥が原因となって起こる肺炎で、介護現場の死亡事故原因として約31%もあるとのこと。

この誤嚥を引き起こす原因の1つとなるのが口腔機能の低下で、食べ物を噛んだり飲み込んだりする口腔機能は、加齢とともに徐々に低下していきますが、多くの介護現場では口腔機能を適切に評価できる専門家が極めて少ないのが現状だそうです。

また誤嚥性肺炎は介護施設内だけでなく、日本人の全死因の中でも第6位と多くを占め、特に高齢になるとその比率が上昇するため、高齢者の誤嚥性肺炎防止が重要な社会課題になっています。

エクサウィザーズは新機能「口腔機能分析」の追加にあたり、「今後も、エクサウィザーズとエクサホームケアはCareWiz トルトの提供により介護現場を適切にサポートし、高齢者の歩行機能や口腔機能など身体機能全般におけるリスク軽減に貢献することを通じてこれらの社会課題解決に取り組んでいきます」とコメントしています。

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